今日も名もなき仕事

今日も名もなき仕事

こんにちは。「おがくず日和」に来てくださって、ありがとうございます。

今日は、誰にも気づかれないけれど、確かに存在している仕事のお話です。


「名もなき仕事」って、なんでしょうか。

朝一番に洗濯機をまわす。
冷蔵庫の奥で野菜が傷んでいないかを確認する。
お味噌汁の具材を切りながら、家族の好みを思い出す。
トイレットペーパーの芯を替えて、洗面所のタオルを新しくする。
ゴミ出しの日に間に合うように、細かい分別をする。

どれも誰かに褒められることはないし、
「ありがとう」と言われることも少ないけれど、
ちゃんと毎日、誰かのためになっている。


私は、介護の現場で長く働いてきました。
施設でも、在宅でも、「名もなき仕事」はたくさんあります。

排泄介助やおむつ交換だけではなく、
声をかけるタイミング、寒そうにしている人に毛布をかけること、
静かに目を閉じている利用者さんの側に、ただ座ること。

マニュアルに載らない“その人のための仕事”こそが、
現場を温かくしているのだと、私は思っています。


家でも、職場でも、たぶん誰も見ていない。
でも、自分だけは知っている。

「今日も、私、けっこう頑張ったよね」

そうやって、そっと心の中で拍手を送りたい。


🍃あとがき

名前がつかないからこそ、大切にしたい仕事があります。
記録には残らないけれど、心にはちゃんと残っている。

あなたの中にも、きっとありますよね。
今日もそんな一日を、ありがとう。

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