介護現場の連絡ツール、世代の違いを感じます

最近、若い職員さんが電話でやり取りで悩んでいる光景を目にしました。
以前は「電話対応が常識」とよく言われていましたが、少しずつ変わってきたのかもしれません。

やっぱり若い人の多くは「電話よりもチャット派」。
LINEなどのアプリでやり取りすることに慣れていて、電話だと「急にかかってくると緊張する」「言葉でまとめて伝えるのが難しい」と感じる人も少なくありません。
文字に残る安心感や、気軽に送れる便利さがチャットにはあるのだと思います。

一方で、介護の現場は急な呼び出しや緊急の連絡が多いため、電話でのやり取りが中心になっています。
やはり「声で伝える」ことで即時性や安心感がありますし、そこは今も大切な部分だと思います。

ただ、世代を広く見渡してみると面白いことに気づきます。
70代、80代の利用者さんやご家族、にとっては、メールやチャットは未知の世界。
「スマホは電話専用」という方も多く情報の交換ツールが難しい。

つまり同じ介護現場の中に、

  • チャットが自然な若い世代
  • 電話が中心の中堅世代
  • FAXなら安心できる上の世代
    が混ざり合っているのです。

このギャップをどう埋めるかが、これからの介護の現場に必要な工夫だと感じています。
大事なのは「どのツールを使うか」ではなく、どうやって確実に伝わるか

緊急時は電話、業務の細かなことはチャットや記録に残す、公式なやり取りはメールや書面…など、施設全体でルールを整えていけば、どの世代の職員にとっても安心できる働き方につながると思うのです。

小さな工夫かもしれませんが、そうした仕組みづくりが、最終的には利用者さんの安全や安心につながるのではないでしょうか。

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