
朝から立ちっぱなし。
建具屋の夫も、介護職の私も、夕方には足がパンパンです。
夫は木材を運び、のこぎりや鉋(かんな)を扱い、ずっと立ったままで作業をしています。私は利用者さんのケアや食事の配膳、トイレ介助など、やっぱり立ちっぱなし。どちらの仕事も体を使います。
でも、ただの「立ち仕事」ではなくて、「気を配りながらの立ち仕事」なんですよね。相手のことを考えながら動いているから、心の疲れも少しついてくる。
だからこそ、休憩の時間がとても大事になります。
お昼休みに少しだけ足を高くして横になると、じわじわと血が戻ってくる感じがします。重たかったふくらはぎが、すっと軽くなる。たった10分でも、横になるだけでぜんぜん違うんです。
夫も、家に帰るとソファに寝転がって足を上げています。「あー、今日は立ちっぱなしだったな」とぼそり。私も隣で足を上げながら「私もだよ」と笑います。
ふたりして足を天井に向けるようにして寝転ぶ姿は、なんともおかしいけれど、ちょっとした「疲れの儀式」のようでもあります。
お風呂にゆっくり入れる日もあれば、そうじゃない日もある。マッサージなんて贅沢はなかなかできないけれど、足を高くしてひと息つくだけでも、明日への回復になります。
立ち仕事をしている皆さんへ。
ほんの数分でも、足を上げてくださいね。
自分の体に「今日もがんばったね」と、そっと声をかけるように。
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