おがくず りょうこ

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ヒノキってなぁに?

おがくずに包まれるような、そんなやさしい暮らしがあってもいいと思う。そう思わせてくれたのが、ヒノキという木との出会いでした。ヒノキ。漢字で書くと「檜」や「桧」。名前はよく聞くけれど、実際にはどんな木なのか、どんな香りで、どんなふうに暮らしに...
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おがくずってなぁに?

「おがくず」って、聞いたことありますか?木を切ったり、削ったりしたときに出る、ふわふわの細かい木くずのことです。漢字では「鋸屑(おがくず)」と書きます。「木の粉みたいなもの?」と思ってもらえたら、近いイメージかもしれません。木の香りがふわっ...
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雑談の“余白”が信頼を育てる

介護の現場での会話といえば、どうしても「○○さん、起きますよ」「トイレに行きましょうか」といった業務的な声かけが中心になりがちです。でも、その合間にふと交わされる「今日は少し寒いね」「昨日のテレビ観た?」という何気ない雑談の力。私はこの“余...
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介護の現場で大切にしている「雑談力」──それは心をつなぐ力

こんにちは。りょうこです。今日は、介護の仕事をしていて「これ、大事だなぁ」といつも思っていることのひとつ、“雑談力”について書いてみようと思います。「雑談」って、ただのおしゃべり?介護の現場では、利用者さんとの会話がとても大切です。でも、そ...
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嫁に出した建具が、また声をかけてくれる

建具の仕事は、「納めに行けば終わり」ではない。障子が破けちゃった、長く使っていたら、戸の締まりが悪くなった——そんな声がかかれば、またその家を訪ねる。直してほしいと頼まれるのは、かつて自分の手で作った建具。嫁に出した建具が、また呼んでくれる...
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ピンポンは、隣の私にも届く

義父宛てに宅配便が届いた。我が家は、敷地内に二軒の家が並ぶ。ひとつは義父の家。そしてもうひとつは、私たち夫婦の住まい。ほんの数歩の距離だけど、暮らしは別々。けれど、心はつながっている。今から4〜5年前、義母が認知症になったのをきっかけに、イ...
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義父の夏野菜と、今日のわたし

朝のキッチンに、ざるいっぱいの夏野菜。つやつやと光るナス、青々としたピーマン、まるく赤いトマトたち。どれも、義父が手塩にかけて育てた自慢の野菜たちです。義父は毎年、季節に合わせて野菜を育てていて、夏になると、こうして立派な野菜が台所に届きま...
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「仏前に祀られた、まんまるスイカ」

「仏前に祀られた、まんまるスイカ」玄関先で受け取った、ずっしりと重たいスイカ。義父の友人が丹精こめて育てた一玉です。それはまっすぐに仏間へと運ばれ、義母の仏壇の前に祀られました。きっと、あの人にも見せたかったのでしょう。「ほら、お前の好きだ...
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小皿の思い出と、大皿の暮らし

子どもの頃、我が家では、一人ずつ小皿に分けられたおかずが出されていました。大皿だと私が手を出さず、好きなものしか食べなかったからです。痩せていた私の体を心配して、母が少しずつ、バランスよく盛りつけてくれていました。私にとって「小皿」は、母の...
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重なる場所で、思い出す背中

時々、義父や夫が「老人ホームに仕事で行ってくる」と話すことがある。建具屋として、施設の扉や家具を直しに行く仕事。その話を聞くたびに、なんだか不思議な気持ちになる。私もまた、別の施設で働いている。介護の現場で、利用者さんの生活に寄り添う毎日。...