こんにちは、おがくずりょうこです。
今日は日曜日。
車で、高速道路に乗りました。
ナビは、真っ赤だった
案の定、道は渋滞。
ナビの画面は、先のほうまで真っ赤でした。
のろのろ進む車の中で、夫がぽつんと聞いてきました。
「高速道路の渋滞って、なんで起こると思う?」
信号も交差点もない高速道路。
それなのに、どうして車が止まってしまうんだろう。
わたしは少し考えて、
「事故とか?」と答えました。
ブレーキが、うしろへ伝わっていく
夫いわく、それもあるけれど、
車間距離(前の車とのあいだのすき間)と、
アクセルとブレーキの踏み方が関係しているそうです。
前の車がブレーキを踏むと、うしろの車も踏む。
そのうしろも、またそのうしろも。
小さなブレーキが、波みたいにうしろへ伝わって、
いつのまにか渋滞になっていくのだとか。
それに、ゆるやかな上り坂では、
気づかないうちにスピードが落ちる。
運転している本人も、落ちていることを感じにくいのだそうです。
そこへうしろの車が近づいて、またブレーキの波が生まれる。
反対に、下り坂やカーブでは、
ちょっとこわくて、ついブレーキを踏んでしまう。
その小さなブレーキも、うしろへうしろへと伝わっていくそうです。

それから、合流もポイントなんだそうです。
(合流は、インター(料金所のある出入り口)から入ってきた車が、
本線を走っている車の流れに入っていくところのことです)
合流するところには、本線のとなりに並んで走る「加速車線(かそくしゃせん)」という、
スピードを上げるための細長い車線があります。
本線が空いているときは、この加速車線を十分に使って、
本線の車の流れに合わせた速さまで加速し、安全を確かめてから入る。
(もちろん、決められた速度の中で。飛ばすという意味ではないそうです)
ゆっくりのまま入ると、うしろから来た本線の車がブレーキを踏むことになって、
流れを乱すだけでなく、事故にもつながりかねないのだそうです。
では、もう渋滞しているときは?
そのときも、手前であわてて入らずに、
加速車線のいちばん先まで進んでから入るほうがいい。
そして、本線の車と1台ずつ、交互に入る。
「どうぞ」「ありがとう」と、ゆずり合うみたいに。
そのほうが、流れがすうっとなめらかにつながるのだとか。
でも実際には、手前のほうで入っていく車も多いですよね。
そんな中で奥まで進むのは、なんだかずるをしているみたいで、気が引けてしまう。
わたしも、早く入らなきゃ、と思っていました。
けれど、みんなが手前で入ろうとすると、
そこで車がつまって、合流の渋滞は手前から起きがちなのだそうです。
奥まで進むのは、ずるではなくて、みんなの流れのため。
そう聞いて、ああ、そういうことなんだと思いました。
渋滞中の合流は、実際にはなかなか変わらないかもしれません。
それでも、しくみが分かって、納得できたことは、
わたしにとって大きかったです。

急いでも、そんなに変わらない
その日も、先を急ごうと、
右へ、左へと車線を変えて進んでいく車がいました。
それを見て、夫がひとこと。
「大した差はないよ」
たしかに、少し先でまた並んでいたりして。
なんだか、ふっと笑ってしまいました。
あせらず、ゆとりを持って
あせって前へ前へと詰めるより、
前の車とのあいだに、ゆとりを持って走るほうが、みんなの流れがやさしくなる。
ちょうどいい車間距離をとっていれば、
前の車が少しスピードを落としても、アクセルをゆるめるだけですむ。
むだにブレーキを踏む回数も、ぐんと減るのだそうです。
そうすれば、うしろへ伝わっていくブレーキの波も、生まれにくくなります。

道路の話なのに、
毎日のことにも、少し似ている気がしました。
もし、渋滞の中でそわそわしている人がいたら、
落ち着いて、まわりの流れを見ながら、
速度に合った十分な車間距離を、心がけたいですね。
真っ赤なナビの中で教わった、小さなこと。
また、すこしずつ綴っていきたいと思います。

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