朝、いつものお茶を入れて、ふっと、思った。
——お茶碗って、まるいんだなあ。
両手で包むと、ちょうどよくおさまる。
熱いものを冷ますみたいに、ふっと息を吹きかける。
そんな当たり前の景色を、なんだか歌にしたくなった。
タイトルは、「まるいお茶」。
「まるい」っていう言葉、好きだ。
角がない。
誰かを傷つけない。
湯のみの形と、心の形を、両方やさしく持ってる気がする。
——AIに歌詞のたたき台を頼んで、
そこに、自分の言葉を、足したり、変えたり。
「ひとり分のやさしさじゃ足りないなら」
「ここで待つよ」
そんなフレーズが、自然と出てきた。
歌が形になって、ジャケットの絵もできた。
湯気の立つ、丸いお茶碗。
パン、しわくちゃのメモ、観葉植物——
わたしの朝に、よく似ている。
「うまく笑えない朝も、あるよね」
「そのままの顔でいい」
もし誰かが、自分の朝のキッチンでこの歌を聴いてくれたら——
わたしの「まるい」は、その人の手の中にも、すこし、おさまる。
歌になった景色は、いろんな「まるい」色に色づく。
それが、なんだか、嬉しい。

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