6000キロを、ふたりで

暮らし

幕張メッセのフリーマーケットへ向かう、途中の話。

運転していた旦那が、ふいにこう言った。

カメラ用意しろ

えっ、なに?と思いながら、わたしは助手席で、なんとなくとぼけた顔をしていた。

すると、旦那がぽつりと言った。

興味ないの?

そこで、ようやく気がついた。

メーターの数字が、もうすぐ6000キロになるのだ。

5999キロ。
あと、ほんの少し。

でも、走っている最中じゃ写真は撮れない。
旦那は、すぐ近くのコンビニに車を寄せた

停車したその時、ぴったり6000キロ

6000キロのメーター

旦那は、「おお〜!」と、ちょっと興奮していた。

ふたりで眺めたメーターの数字は、ただの数字じゃなくて、

結婚してしばらく経ってから、この車で家族の用事に行って、買い物に行って、季節を感じに走って——
そうやってふたりで重ねてきた時間そのものに見えた。

わたしは正直、最初は「ふうん」くらいの気持ちだった。
でも、旦那の嬉しそうな顔を見ていたら、
そうだね、すごいね」って、ちゃんと一緒に笑えた。

記念って、こうやって、誰かと一緒に喜べる瞬間のことなんだろうな。

これからも、ふたりで、まだ知らない景色まで走っていけたらいいな。

次は、7000キロかな。

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