ひのきの香りを、そっと包んで暮らす

暮らしの中に香りがあると、
それだけで、呼吸がすこし深くなる。

私は最近、ひのきのおがくず
ティーバッグに詰めて、小さな香り袋のようにして使っています。

玄関の靴箱にぽんと置くだけで、
ふわっと木の香りが広がって、
空気が澄んだように感じられます。

引き出しの隅にしのばせると、
衣類にやさしく香りが移って、
開けるたびに深呼吸したくなります。

夜のお風呂では、
そのティーバッグを洗濯ネットに入れて、
そのまま湯船に浮かべてみました。

お湯のあたたかさとともに、
ひのきの香りがやさしく立ちのぼり、
心とからだがゆっくりほどけていくのを感じます。

香りは、目には見えないけれど、
わたしの暮らしに静かに寄り添ってくれる存在。

たくさんの音や言葉に囲まれる毎日のなかで、
「香る」ことは、“わたしを戻す”ための小さな時間です。

ほんの一手間で、
心がすこし整うような気がしています。

🕊️ まとめの一言

香りがあるだけで、心の位置が、すこし戻る。

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