
香りはそっと、暮らしに染み込んでいく
朝、玄関に立ったとき、
ふと香るひのきの匂いに、心がすこし静かになります。
ティーバッグに詰めたおがくずは、
ただそこにあるだけなのに、
空気まで整っているように感じられるから不思議です。
ある日、気づいたことがありました。
いつの間にか、靴を揃えることが習慣になっていたのです。
ひのきの香りが届かなくなる気がして、
自然と「整えておこう」と思うようになっていた自分に、
少し驚き、少し嬉しくなりました。
香りは、なにも語りかけてきません。
それでも、そっと背中を押してくれる気がするのです。
「今日も、自分らしく整えていこう」
そんな静かな気持ちを思い出させてくれます。
暮らしの中のちいさな整えから、
自分の心もすこしずつ穏やかになっていく。
香りを置くことは、
自分の気持ちにも、そっと居場所をつくってあげることなのかもしれません。
🕊️ まとめの一言
香りを置いたら、気持ちにも居場所ができた。
コメント